インターネット 知的財産権侵害品流通防止協議会について

インターネット上での知的財産権侵害品の流通防止を目的として、 権利者(団体)およびプラットフォーマーによって2005年12月に設立された民間の組織です。


インターネットオークションなどで生じている海賊版、模倣品の流通など知的財産権に関する問題や課題について、

 ・権利者(団体)とプラットフォーマーで共通した認識を持つために情報交換を行う。

 ・両者が連携し取り得る対策について検討及び、実施する。

ことを目的としています。



これを実現するための前提として、プラットフォーマーと権利者で以下の共通認識をもって取り組むこととしています。
それが「日本方式」です。


日本方式の原則


 1. 両者(権利者とプラットフォーマー)は、互いの立場を十分に尊重した上で、自身の利益のみならず、
   何よりも消費者の利益を護るために、共通の敵である権利侵害者に対して協同して立ち向かうべきであるとの認識に立つこと

 2. 権利者は、権利とは自動的に保護されるものではなく、自らエンフォースメントを行うべきであるとの認識に立つこと

 3. プラットフォーマーは、インターネットの健全な発展のために、積極的に知的財産権の保護に努めるべきであるとの認識に立つこと

 4. 両者は、対策の推進にあたり、知的財産権を保護する意義と、利用者の営業の自由や通信の秘密が担保されることの意義を対等に認め、
   それら両方の価値を毀損しない対応をとるべきであるとの認識に立つこと